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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第5章 掲示板

ハンドバッグは確か、乗る前にスマホを入れてファスナーを締めたはず。スリ?慌てて手を突っ込む。財布、鍵。手触りで大まかなものは確認できた。ほっとした。だが何か硬い紙の包みが手に触れた。なんだろう。思ったが今は、ここで開けてバッグの中を見るのはやめておこうと思った。
それより掲示板を開き、その内容に思わず愕然としてしまう。
『汚ねー、BBAじゃん。乗るのやーめた』
と太一の名で書き込みがある。ショックだった。太一は実在する?これもワイシャツが電車の中で打ち込んだのか?
長官とシゲルに至っては全くの消息不明だった。
しかしそれは序章。恵子を驚愕させたものが、次の書き込みだった。
ワタルから、『報告します。恵子さんは、元男性です。胸も下も一応ちゃんとありましたけどねww それでも良いという方はどうぞ』
カッと一瞬、頭に血が上った。もう何が何だかわからない。あれだけ乱暴狼藉を働いた挙句、何が気に入らなかったのか、まったく理解できない事だ。この言いぐさはいったい…。
怒りを表現する言葉も見つからない。掲示板に反論を書きたかったが、ここで何と返していいか分からないし、変に否定したところで面白おかしく炎上するのがオチだろう。
つまり…私、からかわれたんだ。そう、少し前まで、自分の中で引っかかっていた違和感の正体がようやく分かった気がした。
この掲示板に寄って来る哀れな痴漢達を自分は少しからかってやろうと、そんな風に思っていたのは恵子自身だったという事に、その時気づいた。
何もせずに、とにかく帰ろう。それしか思い浮かばなかった。
数分後、やってきた郊外へ向かう列車に静かに乗り込むと、ずっとドア脇の手すりにつかまり、最寄りの駅までじっとしていた。まだお尻にはヒリヒリするような違和感が残っている。
雨は小雨。まだ少し降っていた。
それより掲示板を開き、その内容に思わず愕然としてしまう。
『汚ねー、BBAじゃん。乗るのやーめた』
と太一の名で書き込みがある。ショックだった。太一は実在する?これもワイシャツが電車の中で打ち込んだのか?
長官とシゲルに至っては全くの消息不明だった。
しかしそれは序章。恵子を驚愕させたものが、次の書き込みだった。
ワタルから、『報告します。恵子さんは、元男性です。胸も下も一応ちゃんとありましたけどねww それでも良いという方はどうぞ』
カッと一瞬、頭に血が上った。もう何が何だかわからない。あれだけ乱暴狼藉を働いた挙句、何が気に入らなかったのか、まったく理解できない事だ。この言いぐさはいったい…。
怒りを表現する言葉も見つからない。掲示板に反論を書きたかったが、ここで何と返していいか分からないし、変に否定したところで面白おかしく炎上するのがオチだろう。
つまり…私、からかわれたんだ。そう、少し前まで、自分の中で引っかかっていた違和感の正体がようやく分かった気がした。
この掲示板に寄って来る哀れな痴漢達を自分は少しからかってやろうと、そんな風に思っていたのは恵子自身だったという事に、その時気づいた。
何もせずに、とにかく帰ろう。それしか思い浮かばなかった。
数分後、やってきた郊外へ向かう列車に静かに乗り込むと、ずっとドア脇の手すりにつかまり、最寄りの駅までじっとしていた。まだお尻にはヒリヒリするような違和感が残っている。
雨は小雨。まだ少し降っていた。

