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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第6章 贈り物
 そこに鼻をつけるようにして近づき、言われたとおりに舌を伸ばす。テープは股間に割れ目を作るために左右の皮膚を前後に引っ張って貼り付けられているらしく、中央の割れ目にテープは無い。のばした舌の先が何かに触れた。温かい人のぬくもり。柔らかな肌の感触。思っているよりも繊細に出来ていて、舌先は小陰唇に触れている感触だった。前後に舌を動かす。とろりとした感触・・・そこはねっとりと湿っていた。汗のようなしょっぱさを感じる。猫が子猫をなめとるように、恵子は首を動かし上下に舌先を動かした。徐々にそこは粘り気を増している。思い切って、舌をクリトリスのあるべき位置へと押し込んだ。
 両足首を支える手にピクン、と力が入ったのを感じた。そこで舌の先を左右に動かす。
「んぁあん」
 ユウリの甘えた声。さっきと同じように両足に、そしておそらく全身にパルスが走っている。舌の先にはたしかな感触があった。小さな丸い孔から柔らかな肉が覗いていて、そこに舌先が触れるとその度、ユウリはビクンビクンと震え、小さく鼻にかかった喘ぎ声を上げ始めた。
「ここが、いいの?」
聞くと、ユウリは、
「ん、もっと・・・舌の、先を伸ばして・・・みて・・・」
とねだる。舌先に力を込めた。小さな丸い孔の中に舌先が入った気がした。
「んぁぁあぁーん」
 今までにない反応をユウリは返した。すかさずそこで恵子は舌先を伸ばして前後にくすぐるように動かす。
 びくんびくん、と全身を震わせるユウリが、恵子は愛おしく思えた。夢中だった。これがユウリの期待を超えるクンニになって欲しいと願った。
 舌の先が時折、急にぬるぬるとした感触に変わる。愛液と呼ぶしかない、透明でほとんど味もない、ねっとりした液。感じている証拠なのだと恵子は思った。時に大きく、時に優しく舌の先だけに力を込めて、その場所を丹念に舐めまわす。
ユウリの息が荒くなる。
「い、・・・イキそう、なの。…ん、ぁん…、今のところ…」
 恵子は上唇をユウリの大陰唇の一番前、割れ目の起点に密着させ、ユウリのクリトリスの一番敏感なところまで舌を挿しこんで、そしてそこを突然、じゅるるるっと吸った。吸い付く恵子の唇。
「はぁああーーーん」
今までとは違うユウリの反応。再びそこへ舌を挿し入れる。
「ん、ね、おねがい、イカせて」
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