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第61章 裏切りの肉体交渉

　仁は波打ち際近くの浜辺に蛭田達五人を距離を開け、ずらして穴の中に放り込む…。
「じゃ～真さん真二さん、頼んだよ♪︎」

「了解で～す、若！」風見 真と真二は兄弟で有り、仁とは従兄弟で真は風組若頭補佐、弟の真二は元組員今はフリーで仁に付いて居た…。

　仁は蛭田達に「後10分位で痺れが収まる筈だ、命賭けの交渉条件を考えて置くんだなぁ～時間は見ての通り潮が満ちる迄だ精々頑張れ♪︎」

　仁は浜辺を歩き香樹実達の元に戻って行く…ユンボが砂を埋め戻し五人の頭が暗い砂浜に点々と並ぶ…

　仁「あゝ～腹減ったな、此って食べても良いの？」座卓の上には手を着けて無い料理も数多く並んでいた…。
　美伽が何かを言い掛けると、美鈴「其なら私の食べてのが残ってるから食べさせてあげるね♪︎」

　美鈴「さぁ～座って、ほ～ら♪︎」
仁いや、自分で食べれるからさぁ～💧
　瞳迄が「さぁさぁ～遠慮なくあ～ん、口開けてぇ～♪︎」

　旧館の温泉宿は貸切の為、人払いも去れて居たので仁達以外には誰も居ない上に部屋も多数空いて居た…
　香樹実達は、深雪に配られた温泉宿の浴衣を着ていたが下着迄は身に付けて無い…
　美鈴と瞳が仁に寄り添うと、流石に色々と見えてしまう上に妙に皆の色艶が気に成ってしまう…うぅ💧

　隣の浴場では、中坊二人が腹筋を震わせ湯水から顔を上げ叫び声をあげるがガン無視する仁達だったが…。
　二人の親を呼び寄せ、二人がした事に対しての交渉条件を話し正式な謝罪と示談で解放した…。

　香樹実「ヘリで来るから、1時間30分以内で主なスタッフが来れるからもう着く頃よ仁君！」
　仁「じゃ～犬飼、桑原、林は此方に任せて貰い蛭田親子は香樹実さん達に任せるけど…深雪さんに協力して貰い立件に必要な証拠収集が必要だろう！」

　美伽「解ったけど、この際仁君に指示して貰えないかなぁ…私達の甘さは今回充分に理解したからお願いしたい！」
　仁「其はスタッフが到着してからだな…」

　仁「深雪さんに中央署内部、特に署長の部屋の調査と自宅の調査の二つに絞って探索だな！」
　深雪「解ったは、情報を共有して同時に進めましょう！」
香樹実「じゃ～スタッフを２班体制に分けますね…」

　そう話していた所にインリンとキャサリンの部隊が到着した…仁「此は俺は必要無いな、プロに任せて状況説明で充分の様だな♪︎」二人に説明する…。