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恋人はスーパースター
第9章 婚約パ―ティ―は、大波乱



樹は、独立を宣言した後、マスコミに色々と詮索される事となった。


「樹さん、あなたがジャックスホ―ド家の隠し子だって噂は、本当ですか?」


「独立した資金具りや、MMEへの違約金は、ジャックスホ―ドから投資してもらったんじゃないんですか?」


「そうだとしたら、とんだス―パ―お坊っちゃまアイドルグル―プですね?」


皮肉めいた野次が飛び交い、柚葉の顔が怒りでメラメラと燃えていた。


「カメラ、エドワ―ド氏を映せ!!!確か、客席に、さっきまで……あれ!?」


「いない、消えた!?」


記者たちは、ざわめき出す。


柚葉は、ため息をついた。



「お父さん、絶妙なタイミングで消えたね?」


「うん、そうだね。」


「マスコミの人達、ムカつく!!!」


「柚葉、樹さん、なんて答えるんだろう?隠し子とかってウソなんでしょう?」



「うちの家族家系図は、すごい複雑なんだよね。わたしと樹はね、血は繋がってないし、戸籍も違うけど、生まれたときから、同じ家にいて、ずっと一緒に生きてきたんだよ!!!」



「なんか…複雑だね、でも、あたしは、樹さんの事を応援したいよ!!!!」




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