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恋人はスーパースター
第2章 如月隼人の一日



「だぁー!!!!ストレス溜まる!!オレのこれ、どうやって鎮めればいい?」


ズボンの上からでも分かる、隼人のその大きなモノ。

それを見た樹は、ふふっと笑う。


「でかいな」


「今朝抜けなかったんで」


「へぇ、それは、可哀想だね?だけど楽屋で抜くのは、禁止」


「じゃ、どうしろと言うんですか?」


「ひたすら我慢」


「無理」


「…………」


「…………」


二人はしばし、見つめ合う。

そして樹は、突然、ふんふん鼻唄を歌い出した。


「いいね、若いって素晴らしいな♪」


「ちょ!!!そんな簡単な台詞で片付けないで、下さいよ!!!!樹さんとオレ、2コしか年変わらないですから!!!」


「俺、隼人ほど変態で絶倫じゃないからさ♪」


「絶倫は、まだしも、変態って…」


「違うの?俺、女、縛る趣味はない」


「そういう、樹さんは、ロリコンじゃないですか?」


「なに?柚のこと言ってるの?」


「そう」


見兼ねたマネージャーが、更に深いため息をついた。


「アイドルが、朝から下ネタ全開で…なんか、泣けてくる!!ファンが悲しむな」



「「アイドルだって、人間だ!!!」」



狭い車内に、二人の言葉がハモった。


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