この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋人はスーパースター
第3章 イジメなんかに負けない気持ち。
奈々子と美南は、一夏と柚葉の会話を盗み聞きして、桜木町で張っていたのだ。
「ちょっと、腕を離してよ!!!」
一夏は、後ろ手に、きつくロープで拘束されてしまった。
「私たちに、"N"のliveのチケットを譲ってくれるなら、離してあげてもいいよ。」
「もちろん、無料とは言わないから!!」
「あんたたちだったの?教科書にバカって書いたり、上履き隠したりしたのは!!!」
「だから、なによ?あんたがいけないんでしょう?」
「幼稚園児か!!!!」
「うるさいな!!!あんたの立場わかってんの?」
奈々子は、そう言うなり、鞄からカッターを取りだし、一夏の服をビリビリに破いてしまった。
一夏のお気に入りのワンピースが無残な姿になり、トイレから出るのも恥ずかしい格好にされてしまった。
「あはははは、これでliveには、もう行けないでしょ!!!!」
「さあ、チケットを譲りなさい!!!」
.