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恋人はスーパースター
第4章 友達として、出来ること…
ドックン、ドックン。
ドクドクドク、ドクドクドク。
(…なに、今の…!?)
柚葉の心臓が、ドクドクドクいう。
そして、体中の血液が、沸騰するくらい、熱くなった。
(…一夏、虐められてたの?)
学校では、そんなこと、感じさせないくらい、一夏は、柚葉に笑顔を振り撒いていた。
ドクドクドク、ドクドクドク。
ドクドクドク、ドックン。
(……わたし、一夏を虐めてた二人が許せない…!!!!)
それは、生まれて初めて感じた、激情。
自分の中に流れている、狂気のかけら。
その血が目覚める。
「「お前ら、ちょっと待ちな!!!!!」」
気がつけば…。
頭で考えるよりも、体の方が先に動いていた。
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