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恋人はスーパースター
第4章 友達として、出来ること…
柚葉が一夏を見つけたとき、あまりの虐めの酷さに、言葉を失った。
「…柚…ごめんね、ごめんね」
「なにがだよ?謝る必要なんかない!!!」
「…一緒に…live行けなくなった…」
「いいよ、大丈夫だから」
柚葉は、一夏を強く抱き締めた。
一回り大きい一夏は、抱きついているようにしか見えないが、それでも一生懸命、想いを紡いだ。
「わたし、一夏のことが大好きだから、一緒にいられるだけで幸せだよ」
「…うっ…柚…」
「立てる?」
「うん」
拘束された手首にはくっきり跡が残っていた。
そして、柚葉は、薄手のカーディガンを一夏に羽織らせて、タクシーに乗り、彼女を屋敷へ連れて行くことにした。
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