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恋人はスーパースター
第4章 友達として、出来ること…
ジャックスホード家は、港の見える丘公園付近にあった。
屋敷へ着くなり、一夏は、すぐにお風呂に入れられ、柚葉の小さめな服を借りることになった。
「…胸がきつ…」
「ああ、羨ましい」
「柚、おうちの人は?」
しんと静まり返った広い屋敷内は、柚葉以外誰もいなさそうな雰囲気を漂わせていた。
「今は、兄と二人暮らし。昔は使用人がいたんだけど、一昨年、亡くなってしまって…家事とか大変だけど、何とかやってるよ」
「ご両親は?」
「…ロンドンで暮らしてる」
「そっか、寂しいね」
「…別に…」
「別にってことは、ないでしょ?親は、大事にしなきゃ!!!」
「…うん、そうだね」
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