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恋人はスーパースター
第6章 夢が叶ったとき
「し、失礼します、隼人さま」
おずおずと、膝の上に股がると、すかさず、ぎゅうっと後ろから抱き締められる。
(…○×△□…!?)
一夏は、言葉にならないほどの、緊張に押し潰されていた。
隼人は、抱き締めながら、一夏の手首についた痕を愛しそうに、なぞり、意味深に耳元で囁く。
「オレ、柚葉の言うとおり、かなりトチ狂った性格してるけど、平気か?」
「…コクンコクンコクン」
何度も頷いてしまう。
「マジか?じゃあ、オレと付き合ってくれんの?」
「…コクン」
真っ赤になって頷いたとたん、顎を持ち上げられ、キスをされていた。
「「んっ!?」」
(……夢にまでみた、隼人さまとファーストキス!?)
一夏は、嬉しさのあまり、涙がポロリ頬に伝った。
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