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恋人はスーパースター
第7章 嫌でも現実は降りかかる
「一般人との、スキャンダルほどつまらないものはないからね」
それは、マネージメントをする者の本音だった。
「樹の妹さんの場合は、身内だから多目に見れるけど、君の場合は、無理だよ。いくらお嬢様でも、彼らとの規模が違いすぎる!」
「………っ」
楠は、鞄から契約書を取り出した。
「ここに念書を押してくれないかな?如月隼人とは、二度と関係を持ちませんって!!!」
「…嫌ですって言ったら?」
「こちらも、出るとこ出るよ。君を隼人のストーカーで訴える事もできるよ?」
「…そんなことって…」
「出来るんだなぁ。うちの事務所をなめてもらっちゃ困るね」
MME は、業界では、1,2を争うトップ企業だ。
一建設会社の令嬢が敵う相手では、ないのかもしれない。
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