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恋人はスーパースター
第8章 ほんとうの気持ち
柚葉がレコ―ディング室にはいると、不貞腐れて、椅子にもたれ掛かる隼人の姿が目に入った。
柚葉に気がついた樹は、肩を竦めて、困った顔をした。
「…柚、いらっしゃい!!来て早々悪いけど、隼人を何とかしてくれない、かな?」
樹は柚葉にボソっと呟くが、それは、隼人に丸聞こだった。
「うるせぇ!!!柚葉、お前のダチ、何なんだ?このオレ様を弄ぶとはな?」
柚葉は、ツカツカ隼人の側により、頬をバチンと打った。
「いてぇ」
「柚葉―!!!」
「柚葉さん!!!!」
樹は、あちゃあっという顔をする。
スタッフ一同、騒然となった。
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