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恋人はスーパースター
第8章 ほんとうの気持ち
樹は、柚葉と隼人を休憩室に押し込むと、隼人に向かってアイスノンを投げた。
「冷やせ。ついでに頭もな」
「ちっ!!!」
隼人は、舌打ちしたあと、素直に言うことを聞いて、頬にアイスノンを当てた。
「よくも、アイドルの顔を!!!」
「まったく、大人げない!!ちょっとは、おかしいとは思わなかったの?」
「なにがだよ?」
「誓約書よ、全部、楠が勝手にしたことよ?」
「あ?なんだと?」
「それどころか、一夏、あんたに会えなくて、すごく悲しんでたわよ!!」
「それ、本当か?」
「エッチしたあとに、連絡先も教えないなんて、最低!!!」
「…あっ…」
隼人は、なにかを思い出したように、ハッとした。
「オレとしたことが…忘れてた!!!」
「バカ!!!!!!!」
「柚、隼人にもう暴力奮わないで、話できるね?」
「樹、ごめん、迷惑かけた。」
「俺はいいけど、隼人には、きちんと謝りな?」
「…うぅ、ごめんなさい、叩いちゃって」
柚葉は、隼人に素直に謝った。
「良い子、良い子」
樹は、柚葉の頭をなでなでする。
「オレの前で、イチャイチャすんじゃねぇ!!!」
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