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恋人はスーパースター
第8章 ほんとうの気持ち
「樹さんに対するお前の気持ちは、よ―く、わかった!!」
隼人は、ドスンと、柚葉の正面のソファ―に腰掛け、テ―ブルにアイスノンを置いた。
「で、一夏のこと、話せ」
「さっきも言ったけど、誓約書は、楠が誰かに書かせたものだと思う。一夏は、本気であんたの事が好きよ?」
「あ―……」
隼人は、顔に手をあてて、顔を真っ赤にさせた。
(…オレの腕の中に抱かれてる一夏を思い出しちまった…体の相性とかすげぇ、良かったし)
「なに、顔を真っ赤にさせてんの?」
「単に嬉しいからだよ、悪いか?」
「悪くは無いけど、分かりづらい!!」
「分かりづらいか?」
「分かりづらいわよ、もっとはっきり言いなさい?男でしょ!!!」
「…お前な…」
「もう、話が長くなるから、簡潔に!ずばっと!!!」
「わかったよ」
隼人は、柚葉の目を見て言う。
「はっきり言うと、一夏を手離す気は、ゼロってことだ」
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