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お局の坪井さん
第2章 二
抱いてくれません……?何を言ってるの、この人!!第一、私処女なのに!!
「勤務中ですので、そういう事はお控えください……澤村さん、酔い過ぎですよ……」
まだ缶ビール一本しか飲んでないけどね!!
片方の手で澤村さんの手を離そうとしながら言うと、
「俺……俺……我慢出来ません!!」
目をギュッと瞑りながら澤村さんから抱きつかれて、そのまま勢い良く二人共畳に倒れてしまった。その拍子に眼鏡が転がり、視界が悪くなる。上に覆いかぶさっている澤村さんの顔も、良く見えない。
「澤村さん!やめてください!」
「健斗です!名前で呼んで下さい!」
「健斗君……お願いだからやめてください……」
酔った勢いで、こんな……。嫌だ……。
切実に懇願すればやめてくれると思った。だけど―――
「あ……」
浴衣の胸部を大きく開かれると、顔がカアッと熱くなる。