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お局の坪井さん
第3章 三
***
大変な事になってしまった。私、どうやら、澤村さんの事が、好き……?
「坪井さん……ん……」
退社時間になると、私達はラブホテルへ向かった。といっても、緊張のし過ぎで、部屋までどう来たのか覚えていない。
慣れた態度の澤村さんに連れて来られるがまま部屋へ入ると、部屋の玄関でドアに背中を押しつけられながら早急に口付けられた。
「ん……ヤバい……可愛いです……」
私の何処が……?
そう思うのに、濃厚な口付けに意識が朦朧として質問出来ない。
「坪井さん……。穂乃香さん……、好きです……」
「ん……ふっ……」
口を塞がれたまま舌をたっぷり舐めれると、ギュッと目を瞑る。
本当に、澤村さんは私の何処が良いのだろう。地味でお局な私の何処が―――
「すいません!我慢出来ません!」
口付けを止めて、澤村さんが急に私を抱き抱えると、
「え、澤村さん?!」
私は驚きながら、澤村さんの首に手を回す。
そして、そのままベッドへ連れていかれ、ベッドの上に寝かされると、
「入れて良いですか?」
スーツのズボンのベルトをカチャカチャと外し始める澤村さんに、唖然とした。