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ぬるぬるマッサージどうでしょう
第2章 挫折
 さっきの女子高生の、生パンティーの残像が頭に残ったまま、初出勤の治療院のドアを開けた。

 受付には可愛い顔の若者が事務仕事をしている。

「あの、今日からここで働かせてもらう小橋ですが、院長は?」
「小橋さん、奥の院長室へ行って下さい」

 奥の院長室のドアをノックし中に入ると院長の星野は笑みをたたえて俺を迎え入れ、

「小橋君、待っていたよ。
労働条件は前にも説明した通り。
規定の時間以上働けば基本給は保証する。
あとは歩合だけど、指名と時間延長には歩合が付く。
最初は苦しいけれど歩合が付き出せば、普通のサラリーマンより遥かに稼げるよ。
小橋君は有名な老舗店で働いていたので、技術的な事は心配ないよ。
あとは、いかに客の心と体を掴むかだね。
その為にはどんなマッサージをしても構わないよ。どんなマッサージでもね。期待しているよ」
 
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