この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アーティストなS彼
第2章 故郷
昭和29年の出来事を調べるため二人で向かう学校の図書室。
途中で女子生徒の鋭い視線を浴びる愛美。
(勇気君…かっこいいからな…)
その視線に怯えながらも、優越感も感じていた。
(まぁ勇気君の彼女になるなんて…こんな私にはあり得ないよね)
そして着いた図書室。利用者は誰もいなかった。
まずは昭和の歴史書を探す。
割りと高い棚に収められていた。愛美が背伸びして本を取る。
勇気の目には制服越しに愛美の豊なバストが見えた。
「愛美って、俺の言う事が変だと思わないのか?」
「えっ!どう言う事?」
「いつも俺の言う事は、聞き返したり疑われたりするだがお前はそう言うのないのか?」
荒唐無稽な性格の勇気だ。
(何をしだすか分からない)
と言う恐れがあるから、周囲の者はその様な反応をするのだろう。
「うーんだって…勇気君が言った事だから、素直に聞いたよ…」
「俺が言っている、昭和29年ってはゴジラが誕生した年なんだ…」
「ゴジラってあの怪獣のゴジラの事?」
「そうだ!」
愛美は少し考えたが笑って言った。
「いいじゃない!面白そう!」
勇気は驚いたが、やがて鋭い眼光が緩くなり声を上げて笑った。
「お前は面白いやつだな!」
初めてみた勇気の穏やかで子供の様な顔。
(勇気君ってこんな顔するんだ…なんか可愛いい)
その顔を見て愛美はときめいた。
途中で女子生徒の鋭い視線を浴びる愛美。
(勇気君…かっこいいからな…)
その視線に怯えながらも、優越感も感じていた。
(まぁ勇気君の彼女になるなんて…こんな私にはあり得ないよね)
そして着いた図書室。利用者は誰もいなかった。
まずは昭和の歴史書を探す。
割りと高い棚に収められていた。愛美が背伸びして本を取る。
勇気の目には制服越しに愛美の豊なバストが見えた。
「愛美って、俺の言う事が変だと思わないのか?」
「えっ!どう言う事?」
「いつも俺の言う事は、聞き返したり疑われたりするだがお前はそう言うのないのか?」
荒唐無稽な性格の勇気だ。
(何をしだすか分からない)
と言う恐れがあるから、周囲の者はその様な反応をするのだろう。
「うーんだって…勇気君が言った事だから、素直に聞いたよ…」
「俺が言っている、昭和29年ってはゴジラが誕生した年なんだ…」
「ゴジラってあの怪獣のゴジラの事?」
「そうだ!」
愛美は少し考えたが笑って言った。
「いいじゃない!面白そう!」
勇気は驚いたが、やがて鋭い眼光が緩くなり声を上げて笑った。
「お前は面白いやつだな!」
初めてみた勇気の穏やかで子供の様な顔。
(勇気君ってこんな顔するんだ…なんか可愛いい)
その顔を見て愛美はときめいた。