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アーティストなS彼
第4章 Wの加虐
「それって…まさか…」縛られたまま愛美は青ざめる。


「ご名答!みんなでドライブよ!もちろん仔犬ちゃんは服を来てもらうわよ…警察に止められたら面倒だしね」

「だから言ったろう…この前のはチュートリアルだって…」
そう勇気が言う…

「何処へ行くの?」
愛美が聞く。

「湾岸線かしら…」

「そこって…何処?」愛美が聞く。

「この前行っただろう…ディズニーの近くだ…」

愛美は 悲しいかった…この前はとても幸福な気分になったのに、魔法の国とは大違いの淫乱で陰険な世界であの近くで行くのが辛かった。

知らず知らずに大粒の涙が出る。

だが泣く愛美に二人は同情しなかった。
「今の世界に悲しみの涙は媚薬よ…」

山川の言葉が全てを物語る。

ガウンを掛けられ愛美はMiniの後ろに乗せられていく。












夜も深くなり淀む雲に光が薄く反射している首都圏の夜空。
その下を三人を乗せたMiniが首都高を走る。
勇気のリクエスト通り屋根は開けている。

夏も終わりかけの涼しく風を感じる。
首都高の高架橋の下は大河が流れその水面に様々な光を反射させうねっている。

愛美には物珍しい景色なのだがそんな余裕はない。
ガウンの下は下着すらなく、ただ縛られているだけなのだ。

オープンにしている為に他のドライバーからはよく見える。

事実、車高の高いトラックやバスのドライバーから愛美に強い視線を向ける。

当然だが女が乗っているなぁ〜くらいで、卑猥な顔つきはしていない。

だがオープンカーだ一度強風が吹けば、身にまとうガウンは簡単に飛ばされてしまうかもしれない。

そうすれば全てが見られてしまう。
手で胸や股間を隠したくても、縛られているから隠せない。

押し寄せる羞恥心に苛まれる。

だがラビアからはほのかな栗花の香りが立つ。
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