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アーティストなS彼
第4章 Wの加虐
野外プレイは終わった…

ヒリヒリと痛みながら車に乗り帰路に着いた。

湿り気を感じる都会の夜の空…

以降、愛美には卑猥な空と感じるかもしれない…








山川にマンションまで送ってもらった。
射精した後なのかもしれないが先程の鬼畜ぶりが嘘の様だった…穏やかな中年男性の顔に戻っていた。


マンションの部屋で二人になる。

「勇気君…私の事を勇気君は…好きなの?」
愛美が問う。

「多分な…」
短い言葉だった。愛美の気持ちを理解しているかどうか全く分からない。

勇気は無言でPCを起動する。撮影した愛美の動画をアップし始める。

「腹減ったら…部屋にあるモン食っていいぞ…」

そう言ったきり勇気はPCの画面から目を離す事はなかった。
ひたすらマウスのクリック音とキーボードを叩く音しかしない…








愛美はベッドに横になっていた。鎮痛剤はさっぱり効かず痛みは続いている。

寝れないでいた…

するとベッドルームに勇気が入って来た。

「愛美…お前は凄いヤツだな…」

勇気の言葉に応えずただ顔を見つめる愛美。

「動画をアップしてまだ二時間なのに、アクセス数が100万を超えたぞ…」

「そぉ…」

あまり喜びはなかった。

勇気は愛美の反応の変化を敏感に感じとった。

また同じだ…留美の時もそうだし、前の女の時もそうだった。

こうして無反応になると相手はブチ切れ勇気と絶縁になる。

今、愛美に逃げらればサイト経営はまた危機に陥る。










…でも、理由はそれだではない。

「俺がお前に…こだわるのは…普通に言う…好きだって気持ちだと思う…」

だが、 愛美は勇気に背を向けてしまう。

「俺のやる事は…人とは全然違うと思っている。普通に一人の女を選んで結婚とかは無理だな…」

耳を立てる愛美…

「俺やる事について行くも、いかないのも愛美の自由だ無理に押し付けるたりはしない…」

一度、勇気は言葉を飲み込む。そして…

「本当のところは…愛美に逃げらるのは悲しいけどな…」



















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