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アーティストなS彼
第5章 こんな形のピュアラブ
「ぐすん…」愛美が泣いた。
「お前…何泣いているんだよ!」

勇気が苦笑している。
「笑わないでよ〜あの男の子の願い通り、ガメラは殺されずに宇宙に行くんだよ!感動じゃない!」
「この映画を見て泣いたヤツ始めてだよ…」

二人は気兼ねなく会話していた。

「愛美…俺さガメラを見ていたら、動画を編集したくなってさ…それが終わってから、エロい事しようぜ」
ぱぁっと明るい顔になる愛美。

「だけどその前に…愛美をさ…」

既に勇気の目つきはSの目つきに変わっている。
「勇気君…変な事を考えていない?」
愛美の顔が引きつる。





カチカチ!マウスのクリック音。
勇気は利益など考えず趣味で動画を作成していた。

数々のガメラ映画のシーンをダイジェストに編集して、その映像に賛美歌を合わせる。

そんな映像を作りYouTubeにアップするつもりだ。

「うううっ…」

勇気の背後から呻く声がする。

キャメルブラウンのソファーの上に緊縛された愛美がいる。

サテン地のブルーのショーツ一枚の姿で後ろ手に両手を縛られている。

口はギャングボールで塞がれている。

両足も太ももとふくらはぎを縛られ膝と足首しか動かせない。

芋虫…まさにモスラの幼虫の様に這いつくばるしか出来ない。




「お前のエロい姿を見ながら動画の編集したくなってさ…」
と言い愛美を縛った。

それから小一時間。PCを操作し時々、愛美の姿をチラッと見て作業を続ける。

愛美は自由を奪われ喘いでいた。

こんな状態では落ち着ける訳がなく、もがき続けていた。










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