この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第10章 墨の華~過ぎし日の回想録

「……奏多……奏多……」
「あ……ん……」
「愛しくて、愛しくて、どうにかなってしまいそうだよ」
「私、私……」

ほんの少しだけ、舌先で触れれば奏多が反応した。
躊躇いがちに開く唇、恐る恐る差し出される舌。それを見逃さずに、唇と舌先を触れ合わさせれば、奏多の舌がピクッと逃げるように引っ込んでしまう。

「怖がらないで奏多。
奏多が嫌がることは絶対にしないから」
「私その……こんな時にどうしていいのか……」
「では僕のやることを受け入れて? 嫌なら嫌と、はっきり言ってくれればいい」
「聖さんを……受け入れる」
「そう。逃げないで奏多」

もう一度舌先で触れれば、奏多はおずおずと舌先を絡めてくる。……怯えずに。
焦らない。奏多の気持ちを優先に、僕も奏多の舌に自分の舌を絡めた。
ペチャと卑猥な音を耳に聞きながら、奏多に触れるのを止められない。

キスはどんどん深まり、舌の付け根まで侵入し少しだけ吸い上げる。そうすれば奏多の体が震え、耐えきれないように僕の服を両手で握りしめ、それでも僕のキスに応じてくれる。
いじらしい奏多の行動に、僕のほうは歓喜と興奮を隠しきれない。
……夢にまで見た奏多と。
そう思えば思うほど、体中が高まってゆく。男としての僕が頭をもたげる、はっきりと分かる欲情。

「……奏多……」
「……ぁ……」

唇を離し、奏多をまた抱き締めれば、今度は僕に身をゆだねてくれる。
とても幸福なひととき。
僕に堕ちた奏多を、大切に僕は抱き締める。この先に進むために。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ