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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第10章 墨の華~過ぎし日の回想録
「ア……ン……」
胸を責め出したら、奏多のあえかな声が性に彩られた嬌声に変化した。
なんて甘い甘い喘ぎだろう。控え目に鳴く彼女は男心を惹き付けるよう。
そう僕も惹き寄せられる、この肌に、その声に。
「まだ触れていないのに、プクッと膨らんで来たよ」
「……ヤ……ン……」
「奏多は感じやすいね、僕はそんな奏多がいい。
恥じらいながらも敏感なのは、日本人の美徳。淫らでも理性を保つほうが、男は興奮すると知っていた?」
「そんな……。私そんなつもりじゃ……」
「こればかりは個人差があるからね」
舌先で膨らんだ乳首をペロリと舐めれば、奏多の背がしなる。これほど感じやすい女性はそうないない。もっと責めればどうなってしまうのか? 僕の興味は尽きない。
「聖さん……やぁぁんっ」
「ああ、硬く尖ったね。
どんな痣よりも鮮やかに、それでいて主張する奏多の乳首は、僕には宝物に見える」
「ア ア ア そんな……ァァ……」
口に含み舌で転がすようにすると、奏多はモジモジと体を動かし感じるものだから、僕としても止められない。沢山快感を得、僕がやろうとしていることに近づけたい。その思いが責めることに拍車をかけてゆくようだ。
「こっちも愛でてあげないとね」
「アァァ!」
待ちわびているように、触れていなかった片方の乳首まで硬くなっており、指で摘まめば奏多は一際大きく鳴いた。
触れなかったせいで、一気に快感が押し寄せただろうくはいは予想が付く。