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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第10章 墨の華~過ぎし日の回想録
「もしかして軽くイッた?」
「す……少しだけ……」
「嬉しいよ、僕の手で感じてくれた奏多が」
達したせいだろう。奏多の体は薄く朱に染まり、僅ながら息が上がっていて、更に美しさが増した気がする。
性的興奮状態の女性は、なんとも言いがたい美しさを醸し出す。それが奏多なら尚更……。僕色に染めたい邪な考えが、どんどんと膨れ上がるのを感じるのは気のせいじゃない。
「もっと胸を責めてもいいかい奏多」
「あの……私……私……」
「ん?
他の場所はもう少し後だよ。僕に考えがあるからね」
「胸だけ……。でも私、これだけでもおかしくなりそう」
「奏多は胸が敏感のようだからね。いや、全てが敏感なのだろうね」
「私が……敏感……」
「こうすればよく分かるよ」
「ンッ……ハァ!」
両乳首を唇と指で転がせば、余韻が残っている奏多の体はすぐに反応を示す。
尖りはまた鋭く硬く、乳房も心持ち上がりながら、僕の手で様々に形を変えるのは、僕に愉悦感を与えてくれているよう。
幾らでも胸を堪能していたい、男なら誰しも持つ性衝動。基本的に男というのは、胸が好きな生き物だ。
僕も例外じゃない、こうして胸を責めて愉悦に浸っているのだから。
だが……胸だけでは足りないのも男の性。もっと深く責め上げ一つになりたい、僕のモノで奏多の中をいっぱいにしたい。強欲なのか本能なのか……男は悲しい生き物でもある。
「んんっ……そこはぁ!」
「こんな場所も奏多は綺麗だね。ヘソも脇腹もお腹も、滑らかで心地いい」