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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第11章 二夜の過ち

子供の頃から居たの?
どうして話かけなかったの?
聖さんが見たのは、私が高校生の時。ということは、巽さんはその前から知っていたの?

5年前は、私が高校に入ってすぐの話。地元の高校で、特別のなにか有名なこともない、男女共学の普通校だった。
そんな場所に巽さんが同学年で居た。それも向こうは私を知っていたという。
幾ら考えてもね、巽さんに該当する男子学生は思い付かない。あんなイケメンだったら、眼鏡をしていようが分かるはずでしょう?

「あ……『目立つことなかれ』だったよね。目立たない方法があったの?」

とてもじゃないけど、私には考えも及ばないよ。
そして、どんなに記憶を辿っても、巽さんにたどり着かないもどかしさ。心がモヤモヤする感じがする。ハッキリさせたいと思うのは、私のわがまま?

「……ダメ、頭が回らない」

怠い体に湯の温かみで、思考がぼやけてる。
ゆっくり出来る場所で、もう一度考え直したいくらい、今の私はぐちゃぐちゃなのよ。学生で言えば、答えのない参考書を大量に持たされた気分だわ。

長々湯に浸かり、半分逆上せ気味で風呂からは出たよ。追い討ちダメージは大きいけど。私、こんなに体力がなかったかなと、少し考えてしまうほどにはね。

「浴衣に着替えましょうか。昨日の長襦袢の着付けは分かりますか?」
「なんとなくですけれど」

サラッと長襦袢を羽織り、合わせだけ整えて腰紐で固定。それからしっかり整えるの。聞くと浴衣は帯以外は長襦袢と同じ仕組みなんだって。

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