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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第11章 二夜の過ち

浴衣は翡翠色ベースで、薄紅の蝶をあしらった、どちらかと言えばシンプルタイプ。これに灰桜色の無地の帯に、同じ色の帯留めと凄いこだわっているように感じる。

「色白ですから、翡翠が似合いますね」
「そ……そうでしょうか?」
「聖さんは和服に通じてしますので……。あぁ、寒いでしょうから羽織りも着ましょう」

帯と同じ灰桜の羽織りをかけられ、やっと解放されたよ。昨日今日と素早い着付けだなって感心するのは私だけ?
その後に朝食を食べて、本格的に解放はされたんだけど、知らない家で私はやることがあるのかな。

「んー、数日居ることになるんだから、中を覚えたいよね」

昨日はほら、言われるがままに付いて歩いていただけで、この広大な日本家屋全体像が分からない。自分で歩けば覚えられると、私は暇潰し程度に廊下を歩き出した。

(分かるのは……寝ていた部屋から、聖さんに連れられて行った部屋)

記憶通りに歩けば……あった。今日は障子を開け放っているけれど、確かに昨日の部屋だよ。

「…………」

中に入れば思い出す、脚を開かされ秘裂を筆で責められたこと。
途中から無我夢中だったけど、あんなに乱れた姿を聖さんに晒したと思うと……。

「……んっ……」

体がまだあの快楽を覚えてる。花芽から子宮にまで響き、体中が快楽に囚われた甘くて辛い快感。
それを思い出しただけで、私の秘裂はヒクッと反応してしまう。快感がリフレインされ、花芽に熱く痺れるような快感が集まり、私の秘裂は、はしたなく蜜を溢れ出そうとしている。

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