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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第11章 二夜の過ち
だ、男性のオナニー方法なんて初めて聞いたよ。それは……やり方くらいは解っていたけれど。
私を想って。それは昔の私? 15歳の、なにも知らなかった私のこと? 今の私は聖さんにどう映っているんだろう? ちょっとだけ、あの頃の私に嫉妬するよ。……純真過ぎて戻れないから。
「ウッ……ハァァ……」
「もう少し探らせて奏多?
どうしても見つけたい、本気の奏多になれる場所を」
「う、うん」
「敏感な奏多だから、必ず見つかるよ」
どれくらいこうして探っているのかな? 長いとも短いとも思う時間、聖さんの指は私の中をさ迷っているの。そして時々、私の気持ちを和らげるためなのかキスをしてくれる。
諦めないで探る聖さん。
室内に響く、私のやらしい蜜の音。
軽く感じて喘ぐ私。
全てがない交ぜになった、聖さんの部屋の中で、根気よく探っていた聖さんの指が、私の中のある場所でコリッと膣壁を擦った時、体が跳ねるほどの快感に襲われたの!
「!? ア"アァァンッ!」
「……見つけた。
少し深くて範囲も狭いから、中々見つけられなかったけど、ここが奏多の性感帯だよ」
「これっ! やぁっ! アンッアアァンッッ!!」
見つけた場所を重点的に責められたら、腰が浮くくらいの強い快楽が私を犯す。ビクビクと自分から腰を振り、痺れるような快感に喘ぎ乱れ鳴く。性感帯って、こんなに凄いんだね、花芽を責められると同じくらいの甘くて辛い快感。巽さんが見つけた場所とはまた違う場所なの。そういえば、何ヵ所もあると言われたような気がする。