この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第12章 聖と巽

社員でも社外でも、必ず通るのがエントランス。しかも三科は営業だ、時間問わず自由に会社に出入り出来るし、奏多に会う頻度も高い。
もし奏多が経理なんかに配属されていたら、こんな問題は起こらなかっただろう。聖を通して他部署移動を計画しているが、親父が直に決めたせいで人事が中々首を立てに振らない。
最低半年は受付。これは親父の決定で、なぜ奏多に目を付けたのかまでは知らされていない。そのせいで、こっちもやりにくいんだよ。

「やはり部署移動は無理か」
「いい顔はされないね。それに今期の受付は評判がいいと噂になっているのも、動かせない理由の一つだよ」
「よく言うな、親父にはバレてんだろ?」
「まぁ、バレてはいるとは思うよ。というよりも、あれでバレないほうがおかしくないかい?」
「まぁな」

親父の腹の内なんか知るか! ……と、言えれば楽なんだが、現実的に考えて、そんな暴言を吐くわけにもいかず。満遍なく社内を見渡す迷惑な親父だな。……会社は順風満帆だが。

「……まだ聞きたいことがあるんじゃないかい巽?」
「聖のほうから言い出すとは思わなかった。……抱いたのか、奏多を」
「抱いたよ」
「……そうか」
「もっと怒ると思っていたのに、意外と冷静だね?」
「少し考えれば解ることだろ。俺が心配しているのは、過ぎて奏多を壊さないかということだ」
「それは……僕にも分からない。でも彼女は僕を受け入れてくれた。怖がらず普通に……」
「普通……か……」

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ