この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第13章 付き合ってみる?

「ということで……」
「あ?」
「???」

話は終わったと言わんばかりに、聖が立ち上がる。

「今日のところは巽に任せるよ」
「……はぁ!?」
「……え!?」

俺と奏多が、聖の予想外の行動に声を上げても、聖は知らん顔。……つか、ちょっと待て! 聖が居るこの家で、奏多と二人で居ろと?

「生憎と、仕事の通信会話が夜までかかりそうなんだよ。夕食も自分の部屋で食べるから、二人で食べればいい」
「おい、そりゃ……」
「抜け駆けはしない主義だからね僕は。……ではね」
「……聖の奴……」
「行っちゃい……ましたね」
「……あぁ」

邪魔をしといて、抜け駆けはしないだ? そりゃ支離滅裂じゃないのかよ。というより、あっさりと引き下がった聖を見て、俺も奏多も呆然。しかも夕食を二人で食べろ? 俺は絶対に居間には行かんぞ。

「さて、どうするか……」

色々と気が抜けて、俺は自分の腕を枕にして畳に転がる。暫く驚いて俺を見ていた奏多だが、少しずつだが近寄る気にはなったようだ。

「あの……抜け駆けって……」
「あ?
あぁ、互いに奏多が好きなのは明白だからな、抜け駆けってわけじゃないが、極力邪魔をしないようにはしているんだ」
「でも今日は……」
「聖には前もって来ることは伝えている」
「それは聞きましたけど」
「話があっただけで、邪魔をする気はなかったんじゃないか? 聖でも気くらい使う」
「はぁ、まぁ……」

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ