この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第13章 付き合ってみる?

「そんなことがあったんですね……巽さん、聖さん。凄く辛くて悲しいです」
「もう過去話だ、今は奏多以外抱く気にもならん。
それと敬語は無しと、前に言ったよな?」
「あっ……でも……」
「普通に話をしてくれたほうがいい」
「努力……してみます」
「だからそれも敬語だろ?」
「あぁ! ど、努力する……ね?」
「そうだ」

これは中々直らんな。俺は普通の奏多を『知って』いるだけに、敬語で話されるのがムズ痒い。なるべくなら普通で居て欲しいんだよ。
さて、夕食まで時間はあるし、数時間をどう奏多と過ごすべきか。

「…………」

チラリと見たのは外、俺が来た時奏多は縁側から庭を眺めていた。肌寒くはなったが、庭を歩いてみるのもいいかもしれん。

「庭に出てみるか?」
「いいの?」
「誰も文句は言わん」
「行きたいです!」
「あぁ、寒いからこれでも羽織ってろ」

また起き上がり、私用だからと適当に着て来たジャケットを脱ぎ奏多に羽織らせる。急だったのでキョトンとした奏多だが、俺のジャケットを握り締め少し笑ってくれた。

「温かい、それに巽さんの匂いがする」
「……っ」

おいおい、いきなりそれは反則だろう。奏多の仕草にドキッとした俺も俺だが、笑って惚れている女にこんなことを言われれば、俺でもドキッとするぞ。

「爽やかな香水の香り。あの時、私にジャケットをかけてくれた時も同じ香りがしたんです」
「あぁ、常習的に使ってはいるな」
「いい匂いだと思ったの」
「こういうのが好きか?」
「はい」

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ