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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第15章 社長息子と社長息子のバトル?

◇◇◇
巽に僅かな望みを絶たれたが、ある程度予想していたので、巽の怒りと共に『二度とやらない』と言った。それに嘘偽りはない。本当に一度きり、僕もそう思っていたのだから。

それよりも、今の問題は彼女自身のほう。一時的であれ一人で家に帰すのは、僕は承諾出来ない。あの三科の異常行動振りを見る限り、次の手を考えていてもおかしくはないと思うため。

「困ったね、動けるのは僕と巽しか居ない。その中で周りに悟られず彼女を守る方法は限りなく少ない」
「俺たちだけでは出来ることがしれている。近くに車を停めて奏多を見守るしかないんだ」
「もし彼女の家に誰かが来たら分かる範囲。……そうだね僕も出るよ。ニ方向から見張っていれば、分かる確率も格段に上がるからね」
「言うと思っていたが、仕事は大丈夫なのか?」
「昨日のうちに終わらせているよ。まぁ、夜までかかったけどね」
「それならいい」

次の問題は彼女の居場所。既に手頃なマンションを何件かピックアップはしているが、巽が気に入るかどうかは分からない。理由は候補の中の一件、セキュリティや交通は十分だけど、場所が……ね。

「巽、これを見て欲しい」
「なんだ?」
「彼女を移動させられる物件を、幾つかコピーしたもの」

コピーした紙を巽に渡し、巽は物件内容を確認しているけど、ドンドンと顔が渋いものに変わってゆく。気持ちは分かるけど。

「おい、この候補……俺のマンションじゃないかよ」
「利便性と考えれば、それが最高条件だよ」
「色々と無理があるだろ……」

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