この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第15章 社長息子と社長息子のバトル?

三科の位置が分かったんだ、しかも俺が居る場所からでも見える位置だ。いつもの暇潰しの煙草を取り出しながら、ハンドルに腕をかけて双方の様子を見ることにした。

次に聖から連絡が入ったのは、十分以上経ってからか? コールに通話をタップすれば、聖の軽快な声が聞こえてくる。

「中々いい人材が居なくてね、漸く見つけて仕込みをしたよ。そっちは巽?」
「全く動きなしだな」
「それは順調。では三科にはご退散願おうか」
「だから、なにを仕込んだやら」
「見ていれば分かるよ」
「はぁ……」

こんなことを言う聖は、絶対にロクなことを考えていない。見た目穏やかな優男、中身は腹黒いからなぁ。子供の頃からの教育の賜物だが、裏で動く時の聖は俺でさえ怖いものを感じるぜ。

(ん? 中年の女が一人)

買い物帰りの主婦、そう取れなくもないんだが、なんとなく違う予感がする。
黙って見ていれば、女は迷いなく三科に近づき……三科は慌てて逃げた?

「だから、なにをしたんだよ聖?」
「ん? 近所のご婦人だと言うからね『貴方の近くの家に泥棒のような男が居ます。どうか近所に分かるように叫んで下さい』と、言ったんだよ。見事に引っかかったね」
「はあー!? おいおい、やり過ぎだろうそれは」
「一番効率よく逃げる方法だと思うけどね。三科でも泥棒疑惑は嫌だとは思うよ」
「はぁぁ…………」

思わずの深いため息を吐き出した俺。効率的だが限度を知れだ。聖は容赦ないからなぁ。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ