この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第16章 聖の本気

「奏多が淹れるコーヒーは美味しいね。僕が自分で淹れると、あまり思わないのに……」
「同じ物を使ってますよ?」
「くすくす。
奏多が淹れてくれるから美味しいの間違いかな?」
「煽てても、なにも出ないと思います」

聖さんの優しい言葉も、だいぶ聞きなれたと思う。だって普通に話すことが出来るようになったもの。相変わらず敬語は完全には抜けないけれど、私的には大進歩したんだよ。

「つれないね?」
「そうかな?」

ギシっと音を立てて、聖さんが椅子から立ち上がる。向かって来るのは私の側、少し笑ったと思えば私を抱き締めて来るの。

「ひ、聖さん。ここ会社の中……」
「奏多が来ている時は、扉の鍵を閉めているのは知っているよね? だから誰も入って来れない」
「だけど会社だから」
「オフィスで、というのも男性の夢なのだけどね」
「それは本とか、お話の中だけで……」
「現実にするのも悪くないよ奏多」
「……あっ」

しっかりと腰を捕まれ、私と聖さんはキスを交わす。軽く触れる唇、愛しそうに何度も角度を変えて触れ合うの。優しいキスは逆に私の欲情を煽る。もっと激しいキスを……とろけるくらいの熱いキスが欲しい。

「……堪らないといった顔だね」
「だって、聖さんがこんなキスをするから」
「でも今日のところはお預け。本当に仕事が終わりそうだから、外に出てから……ね?」
「聖さん……んっ」

もう一度唇が触れ合っただけで、聖さんは私を解放してくれた。それなのに、煮えきらないのは私のほう。もう少しキスしていたかったなんて、恥ずかしくて言えるわけがないでしょう?

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ