この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第16章 聖の本気

「でも聖さんの行きたい場所……」
「僕一人では行けない場所かな? どうしても奏多と一緒に行って見たくなったんだよ」
「この先といえば……」

思いつくのは、複合施設や夜まで営業しているアミューズメントパークの密集地。かなり広いって聞いているけれど、私は一度も行ったことがないし、ましてや聖さんが行くとも思えない。

「気づいた? 僕だって行って見たいとは思うんだよ奏多」
「私も行ったこどがないから」
「じゃあ、二人で楽しもう」
「……はい!」

続く道を走れば、この辺りは若者たちが集まる夜の遊び場。駐車場に車を停め、聖さんはスーツのジャケットとネクタイを車に放り込み、替わりにラフな上着を羽織って、夜の街に遊びに出たの。

「イルミネーションが凄い!」
「割りと光を取り入れている施設が多いね、人工の光の渦も悪くないかな?」
「夢の中に居るみたい!」

ついはしゃいでしまう私の手を、聖さんはしっかりと握る。手を繋いだままウィンドウショッピングを楽しむ私たち。でもね、私が少しでも気になった物を、聖さんはすぐ買ってくれるの。『そんなつもりじゃない』と何度も言ったんだけど、『僕がやりたいからやっているだけ』なんて言って譲ってくれない。

いつの間にか、両手にあまるほどの買い物袋をぶら下げて、それでもまだ街を歩く。あ、荷物は途中で宅配に出したよ、聖さんが流石に邪魔と笑いを堪えていたのが、少し新鮮な感じ。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ