この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第5章 もう一人の社長息子

的確な言葉。
巽さんが言っていることは正しい。
ずっとこうして生きてはいけない。
いつかは結婚なんて話も出るだろうし、結婚すれば当然性交渉もある。
トラウマだと、いつまでも避けては通れない。分かっているよ。
だけど……怖いものは怖い。
時が経つにつれ、挿入の痛みから、男性全般が怖くなっていた。今頃気づくなんて……バカだよね私。

「……理解は出来ても、心の整理が付くまで暫くは掛かると思います」
「本当にそうか?
心というのは自分に弱いからな。整理が付くのが何十年後になったらどうする?」
「それは……。
随分と歳上発言ですね」
「おいおい、俺はまだ20歳だぞ、年寄り扱いするな」
「……えぇ! 同い年!?」

自分の悩みもどこへやら。
巽さんの同い年発言に、重い雰囲気が飛んでしまった感じがする。

「聖で25なんだ、5歳年下の弟が居ても不思議じゃないだろ」
「それは……そうですけど……」
「ついこの間まで学生だったんだ、目立つわけがない。
親父も聖に肩入れしているしな」
「それは社長」
「知っているんだろ、聖が親父の片腕だと。
それで正解だ、聖は俺とは違い出来が良い。後継者も聖だろう、それでいいんだよ」
「???」

今なにか不自然に聞こえたのはなぜ?
私は巽さんが出来が悪いなんて思えない。逆に切れるという感じを受けているのに、自分を下に落とすのはどうしてなの。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ