この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第20章 ほんとのこと

「化粧でもこれだけは隠せない、散々悩んだ挙げ句に決めたのが……あれ。俺自身も驚いた、ここまで完璧な女に仕上がるなんてな」
「着痩せするし細いから。今は背の高い女性は沢山居るもの、違和感なんてない」
「そうか。少々惜しいな」
「やればいいのに……」
「バレると照れくさい」
「私は気にしないよ。私のためと言ってくれたから、たとえ巽さんであっても、朝陽は朝陽だと思う」
「知って、そう言ってくれるのか?」
「朝陽も巽さんも好きだから」

私のほうから巽さんに近寄って、喉仏にキスをした。巽さんが巽さんである証、朝陽になりきろうと巽さんが隠していた場所。

「……奏多……」
「いや……だった?」
「そんなことはない。
俺を……受け入れてくれるのか奏多?」
「こんなにして貰ったら、私のほうが敵わないじゃない、巽さんの想いに敵わないでしょう」
「奏多……」

怪我をしていないほうの腕が私のほうに延びてきて、頬を優しく撫でてくれる。
でも、ちょっと待って! 巽さんの手が異常なほど熱いの!!

「巽さん、熱を計らせて!!」
「ん? なんか変か?」
「いいから、体温計は……」

もう一度救急箱の中を探して、見つけた体温計で巽さんの熱を計ってみれば……。

「39度! やっぱり傷から熱が出たんだね」
「……そんなにあったのか」
「解熱剤と……冷す物。後はベッドで安静にして?」
「まるで看護婦の言い分」
「いいから!」

座る巽さんを無理やり引きずりベッドに寝かせ、一番最初に解熱剤は飲ませたよ。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ