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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第22章 どちらを選ぶ?

危なくなれば俺がフォローしてやればいい、それも見越しての奏多と二人行動。唯一の失敗は、営業との飲み会だろう。人気は高いが面倒くさそうな三科、それに夜だからと聖が気楽に連絡を寄越し、同じ店に居るのに顔を出さないわけにもいかなく、俺はあの飲み会から飛び出した。

万が一のために、着替え一式は車の中に常備してある。あの店から社の駐車場までは、そこまで遠いわけでもないので、車に戻り朝陽から俺にチェンジ。何食わぬ顔をして店に入り、聖と無駄話をしながら酒……と思っていたら、奏多のあの顛末に出くわしたんだ。
まさか放置するわけにはいかないだろう? 酔いが回る朝陽を連れて聖の元に戻り、後は奏多も知っていること。

(あれで聖に火を点けちまったがな)

俺のやることには協力はするが、静観の構えだった聖。あの時に奏多を見たことが、聖の考えを変えさせてしまったんだ。
静観から参戦へ。聖の気持ちを考えると、止めるわけにもいかない。だから俺は聖と約束を交わす、『決定権は奏多にある』と。
聖もそれで了承、まさか聖のほうが、三科に追いかけられている奏多に出くわすとは、俺でさえ予想だにしていなかった。

あの時のことで、少し飲み会系とは離れようと考えた俺の失策。おまけに言えば、俺が出た後の宴会がどうなったかを聞かなかったせい。知っていれば、三科が付け入る隙を与えなかったというのに、奏多の『なにもなかった』を信用した俺が悪い。

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