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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第22章 どちらを選ぶ?

いや違うな、『朝陽のことを気にしてた』に惑わされたとも言うか。そもそも朝陽としては三科には当たらず触らず、流石に飲み会で近くに来れば話さないという選択肢が出来ないから話した、その程度の認識でしかない。更に通って行った聖に気をとられたのも悪かった。軽くは酔っていたんで愚痴でも出たんだろう、それを奏多はしっかりと聞き取っていたとは……。

(朝陽が呼び捨てするのも変だよな。まぁ、知らず呼び捨てにしていたが……)

無意識での素の行動は、俺だって止められない。『聖』と呼び捨てに関しては、俺にすれば普通過ぎて思わず……としか言いようがないな。

(……思えば失敗ばかりだ)

俺的には上手くやっていたつもりだが、詰めが甘い甘い。三科を見逃し、奏多に呼び捨てで詰め寄られ。なんとか切り返してはいたが、朝陽として限界だったんだろう。やはり作り物では無理が生じるのは防げん。

「……巽さん?」
「ん……?」

あぁ、余計な思いに耽って、奏多が不思議そうな顔をしている。これも気をつけなければならんな。

「コーヒーとか大丈夫?」
「キッチンに一通り揃ってある。俺は元々コーヒー党なんだ」
「え? お昼はジュースばかり……」
「コーヒーは変だろ、あれは無理やり飲んでいた」
「うそぉ……」
「そう言われても、個人の好みだろ」

朝陽としてコーヒーばかりとも思い、半ば無理やり甘いジュースを飲んでいたんだが……これも意外なのか?

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