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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第6章 一夜の過ち
背中に手が回り、ブラジャーが取り払われる。
剥き出しになった私の両胸、男性に見られるのは、いつぶりだろう?
ボーっと的外れなことを考えていれば、巽さんの手に胸を直接触れられ、考えを中断されてしまった。
……だって、これ以上ない、優しい触れかただったから。
「……あ……ん……」
「ブラが無くても形良い。
下から持ち上げれば谷間も出来るのに、服で隠すのは勿体ないと思わないか?」
「はぁ……あまり、強調したくないから……」
「もっと強調したほうが似合うぞ」
アンダーラインをスッとなぞられ、それから胸を寄せるように持ち上げて、満足そうに見るその瞳。
そのまま下から胸を揉みしだかれれば、余計に胸を強調することになってしまう。
「俺の手で揺れる胸ってのも良いな」
「んっ……んっ……」
「これじゃ足りないか?
……こうしたらどうだ?」
「あっ、はぁん」
胸に付けられた唇が、谷間から両胸に這って行くの。
でも、先端だけは触れてくれない。胸の形にそって動く唇、時々舐める舌。
それを焦れったく思うのは私のほう。
緩慢な愛撫に内腿を擦り合わせ、体は次を期待しているなんて気づかれていないよね?
そんな、はしたないことをしているなんて、巽さんには気づかれたくない。
「まだ触れてもいないのに、硬く勃っているぞ?」
「……それは!」
「刺激を受ければ体は素直だ。それは誰でも同じなんだよ。勿論、奏多お前も」
「みんな……同じ……」
「感じ方に差異はあれど、触れられたら硬くもなるし濡れもする。それが性行為じゃないのか」