この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第22章 どちらを選ぶ?

個人アカウントにアクセスした時に、奏多がコーヒーを持って入って来た。途端に香るコーヒーの匂い、俺はそれがお気に入り。

「巽さん……それ」
「あぁ、昨日のあれで壊れたから再発注と思ってな。物自体はストックがあるが、個々に合わせて声の出を調整するから、出来上がるまで時間がかかる」
「凄く繊細だね」
「その分性能は確かだ。知ってるだろ?」

差し障りのない場所にコーヒーを置きながら、奏多はモニターをチラ見。すぐに気づくんだから、勘も悪くないんだよな。

「完全に巽さんの声ではなかった」
「何度か試して、出来上がったのがあの声。これがないと話にもならん」
「うーん……朝陽の格好で巽さんの声……」
「勘弁してくれ」
「えー。面白いと思うのは私だけなの」
「俺にもプライドはあるぞ? ついでに言えば、享受のために店に入ったが、俺自信はノーマルだ」
「そこまで言ってないのに……」
「どう考えても、やらせたがっているとしか思えないぞ奏多」
「そこまでは……。でも興味はあるかな?」
「だから勘弁してくれ、絶対にやらん」
「意地悪」
「じゃなく、普通に考えてもおかしいだろうが」
「全く朝陽じゃないもの」
「当たり前だ。しっかり切り離して行動していたからな」

俺のまま朝陽?
幾ら奏多が言っても、それだけはやらん。気持ちの切り替えに時間が必要なんだ、そう簡単に出来るか。
裏なんてこんなもん、俺自身が『朝陽と俺は別人』と切り離したんだよ。
購入をクリックし、後はパソコンをダウンさせてから、俺は目の前のコーヒーを飲むほうを優先した。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ