この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第23章 作戦会議IN……

「そんなことを思っているから、いつまでも選べないのではないかい奏多。時に人生には選択が必要な場合もある……そう、今みたいにね」
「聖さん?」
「慎重になるのは構わないよ。でもね大切なことを忘れていないかな? 僕たちのほうが奏多に選択を迫っていること、どちらかが選ばれない覚悟があること。この意識の違いは大きいんだよ奏多」
「でも、心の中までは推し測れません聖さん」
「覚悟しているのは大きいよ奏多。そもそも、僕のほうに分が悪いことも承知している。だからこそ金森朝陽のことを言えなかった、巽の本気には敵わないと理解していたんだろうね」
「聖さん、それは……」
「幾らなんでも言い過ぎだぞ聖。奏多はまだ選んでいない」
「そうかな?
先ほど見た感じで分かると思うけどね?」

私のほうがドキッとする。少し巽さんと話しただけなのに、聖さんはなにかに気づいた。私の心を読んだの聖さん?

「先ほど? なにかしたか?」
「なにもしないほどの自然な雰囲気……。今までは僕にも巽にも敬語が抜けなかった奏多が、巽に対しては一切敬語を使っていない」
「そりゃ、朝陽の流れだろうよ」
「本当にそれだけだと巽?」
「どういう意味だよ?」

やっぱり聖さんは完全に気づいた、私の心がどこにあるのかを。人を見ることに長けている聖さんに、隠し通すなんて……無理。
簡単に私の心が聖さんにバレたと思う。……こんな早くに、まだ正式に言ってもいないのに悟られてしまったんだね。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ