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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第23章 作戦会議IN……

◇◇◇
真面目な話が意外な方向に走り、僕は巽と奏多とのやり取りに諦めに似た心境になっている。多分そうとは思っていたが、いざ目の前で見せられると、奏多ではないけれど心の整理が付かないというか、はっきりした後をどうすればよいのか、そんな思いが頭の中をよぎるのは仕方ない。

今は奏多が作ってくれた夕食を食べ終え、リビングに場所を移しワインだけ楽しんでいるが、前の二人は楽しそうに話すのを、僕は見ているしかない。
巽はまだ気づいていない、奏多が巽を選んだことに……。後数日、この僅かな時間で僕が出来ることはなんなのだろう? あまりいい考えでは……ない。最後の悪あがきとでも言うのだろうか、僕の考えは……。

「うーん……。あれね、基本的な調味料にコチュジャンを足してあったの。合わないと思うでしょう? でもマスタード変わりに使えば、バルサミコとの相性もいいわけ」
「へー。意外な組み合わせだな」
「もう少し時間があったら、塩麹に肉を漬け込んで柔らかくすることも出来たんだけど、流石に漬け込むだけで一時間以上必要だから諦めたのよね」
「調味料はあるが、俺は殆ど使わんからな。そもそもなんで大量に置いて行くんやら」
「えぇー! 日常的に使うものばかりだよ?」
「そうなのか?」
「うん。私だったら普通に使う」
「それなりに物は厳選しているのか、初めて知ったぜ」
「ジャンクな生活だものね」
「余計なお世話だ」

……とまあ、目の前で繰り広げられる、さりげないイチャイチャ。これで気づかないのだから、巽も相当鈍い。

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