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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第6章 一夜の過ち
一度直接触れた後は、秘裂の周りをなぞるようにされて、もどかしさと秘部を刺激される熱さが私を襲う。
まるで私に『もっと』と言わせたいようなやり方。
……そんな事を言ったら、男が怖いくせに、はしたない女だと思われてしまうでしょう。
「あ……あぁ……」
もどかしい、もっと触れて欲しい、核心的な刺激が欲しい。
次々と思う卑猥な言葉の数々に、思わず言葉が漏れてしまいそうになるけど、私にそんな勇気は無いよ。
一度も自分から男性を求めたことが無い私。情けない話だね。
「……どうした?」
「ん……」
「足りないんじゃないか?
触れるたびに蜜口が『ほしい』と動くのを分かっているんだろう?」
意地悪!
ワザと焦らして遊んでるのね!
私は絶対に言わない。どんなに焦れても巽さんに負けてあげない。
それくらいのプライドを守ってもいいでしょう?
それからも巽さんの緩慢な悪戯は続く。
蜜口付近をなぞりながら、唇は内股を這い回る。
時々舌でペロリと舐められ、指よりも高い快感を与えられて、体だけが期待に異常なほど熱くなってる。これだけは私でも止められないみたい。
「強情だな」
「ちがっ……」
「素直になっていいんだぞ?」
「私は……そんなに、やらしい女じゃないもの。……自分からなんて」
「言えないが本音か。まぁいい、いつかは絶対に言わせてやるさ」
(一夜限りじゃ……ないの?)
幾ら好きだと言われても、私が次に巽さんに会う可能性は低い。
心が籠もっていても、私と巽さんでは接点が無い。
一夜の過ち……私から見ればそんな感覚。
なのに『いつか』なんて言葉を使わないで。