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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第25章 社長の前での決断

「ち、ちょっと巽さん!?」
「なんだ?」
「私も服! 正式に会うんだったら、ちゃんとした私の服と後は化粧も必要でしょう」
「着替えたら奏多のマンションに行ってやるから、好きなだけ時間をかけても大丈夫だ。『夕方』までに行けばいいんだからな」
「好きなだけって……」
「数時間の余裕はあるさ」

そう言って、巽さんは着替えに行っちゃった。だけど本当にどうしよう、この場合ってリクルートスーツ? それとも違う外向きコーデ? いきなりのことに、私の頭のほうが付いていってない感じ。

(正式って言っていたから、リクルートスーツかな? 入社式以来着てないけど)

会社は制服だから、出勤は私服でスーツなんてことはないの。だから就職活動をしていた頃から入社式までの間しか、リクルートスーツなんて着たことがないのよ。

「巽さんはスーツなんだよね?」

一度だけ、初めて会った時に見た巽さんのしっかりとしたスーツ姿。その後は崩した格好ばかりだったので、あの店で見たきりなの。聖さんは会社で会うから毎回なので見慣れたよ、でも巽さんのほうは私は慣れていない。……あの姿は緊張しそう。

「…………」

なすすべなくリビングで待って二十分くらいかな? 予想通りにスーツ姿に着替えた巽さんが、リビングに出て来た。その姿に茫然と見てしまう私。
仕立てのいい黒のスーツ一式、普段は中途半端くらいに上げている髪を、完全にセットし、時計とか小物類にまで気を使っていて、出来る男性像そのものの姿なの。普段の巽さんが欠片もないくらい格好いい。

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