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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第25章 社長の前での決断

「巽さん、あれ……」
「ん? 悪くはないが、少しシンプル過ぎないか?」
「手堅くのほうがいいと思って」
「なるほどな。初対面で派手なのもはばかれる。このラインが妥協線か」
「そう思う」
「後はこれに合う小物類。中はブラウスだから、小さなイヤリング程度、靴は服の色に合わせたほうが嫌みにならん」
「凄い知ってるね」
「朝陽の服、あれは全部俺個人で集めたからな。それなりに研究はしたぞ?」
「あ、そうだよね。だから詳しいんだ」
「まあな」

店員を呼び、今度はサイズチェック。どうやら私に合うサイズはあるらしい。その間に巽さんがイヤリングを選んでくれる。

「こちらでお着替えになりますから、スーツに合う化粧もさせて頂きます」
「はい、お願いします」

そっか、こんな場所だとメイクも完備なんだね。この感じだったら、夕方に余裕を持って社内に入れるとは思う。私のマンションに寄らなくてもいいもの。

試着室で、まだラッピングすら開けていなかったスーツに袖を通す。ブラウスは形が柔らかい形状の物をチョイス。そこに上着を羽織れば……うん、当たり障りないイメージ。我ながらいい選択じゃない?

「着替えたか?」
「はい、大丈夫です」
「……ほう。肩にかからない髪だから、この辺りがよく似合う」
「そ、そう?」
「もう少し自信を持て奏多。せっかくの美人が台無しだ」
「美人? ……私?」
「他に誰が居る? 自覚を持てよ」
「はぁ……。私自身は普通と思っていたから」

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