この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第25章 社長の前での決断

「おや? 随分と気合いを入れて飾られて来たね奏多?」
「私もそう思います、聖さん」
「普通だろ」

部屋に入った早々、今までが嘘みたいなお気楽会話。巽さん、聖さんには普通なんだよね。私としては、ここまで来るだけで緊張し放しだったのに……。

「それで親父は?」
「今は外出だけど、夕方までには戻って来るね」
「内容を少しは聞けたのか?」
「予想通り、奏多のことで社内が騒がしくなっているための事実確認」
「色々と含みあり……か」
「数日前に、エントランスで派手にやったのが決め手になってしまった、かな?」
「だろうな」

デスクの手前にあるソファーに座り、巽さんはまた渋い顔。三科さんの話も込みだったら、最悪聴聞ということもあり得る、そんな雰囲気を漂わせている。

「あぁ、金森朝陽に関しては社長にバレているからね、巽もそこそこに言われると覚悟はしたほうがいい」
「そりゃバレてるだろうよ。別にこっちが先に手を出したわけじゃなし、あの話だったら幾らでも言い切ることが出来る」
「金森朝陽自身に関してという意味もあるのだけどね巽?」
「ちっ、そっちか。さぁ……なんて言い訳するべきだろうな」

話が私より巽さんのことになってる。元々は私のせいなのに、巽さんが責められるのは辛い。でも私では社長がどんな人か分からず、なんて言っていいのかも予想が付かないの。

「……あ、コーヒーでも淹れますね」
「ありがとう奏多」
「おぅ」

つい給湯室に逃げたけど、私も心の準備が必要そう。特に……どちらを選ぶかハッキリさせるまで、巽さんの朝陽をやったことは庇ってあげたいよ。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ