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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第26章 もう過ちじゃない
驚き俺の胸を押して抵抗する奏多も、また可愛いんだ。そんなことでは離してやらんけどな。当然だろう? 漸く手に入れた奏多を、簡単には離す気にはなれない。……俺史上最大のノロケ話だな、こりゃ。
暫く脱衣所で抱き締めていたが、頃合いを見計らって、奏多をバスルームへと誘う。まずはシャワーで固めた髪を下ろしてから、次は……奏多だ。
「どこから洗って欲しい奏多?」
「ど、どこと言われても……」
「俺はどこでもいいぞ?」
一番肌触りが優しい物を選び、女性物のボディソープを付けようとすれば、奏多の手が俺の手を止める。
「??」
「こっちのボディソープがいい」
奏多が指差すのは、俺が普段使っているボディソープ。偶々見つけて気に入った物で、同じ香りの香水とセットになっている珍しいもの。だがなぜ奏多がこれを選ぶ?
「こいつは男物だぞ?」
「好きなの、この香りが……。巽さんから、ずっとこの香りがしていたから、こっちがいい」
「同じ香りか。俺もこれが気に入っている。揃って同じ匂いってのも悪くない」
奏多の指示通りに、俺のボディソープを付け、まずはそうだな……背中にでもいくか。
「……んっ……」
俺とは違い、ボディソープで滑らかに滑る背中、その勢いのまま両腕を泡だらけにしてから、お尻辺りを狙う。
「ん、あんっ。巽さん!」
「洗っているだけだろ?」
「でも……ぁぁん」
「立って両脚もだ」
奏多を立たせ壁に手を付けた状態で、俺はお尻から内腿へとボディソープを滑らせる。途中で見える奏多の秘部、ここは最後に洗ってやるさ。