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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第26章 もう過ちじゃない
「アッ、アァン!」
すぐに甘い喘ぎ声に変わるんだよ。奏多の声は耳に心地いい、特に甘く鳴くこの声が、俺の欲情を煽り立ててくるんだ。
「秘裂はトロトロだな。先ほどの余韻か、それとも洗っただけで感じたか?」
「アァァ……巽さん、私……」
「もっと、だろ?」
「もっと……。もっと巽さんに責めて欲しいの」
漸く言った! そして冷め止まぬ体は、すぐさま俺の手に堕ちる。泡だらけの体を俺に押しつけ、堪らないと言わんばかりに妖艶に体をくねらすのを、見て感じれば、俺のモノまで熱く充血していく。それを理性で抑え、奏多を捕まえながら泡をシャワーで流してやる。
「気持ちよさそうだな」
「サッパリはしたけど……」
「まだ足りない、だろ? 俺もまだ奏多が足りない」
「……うわー」
「な、なんだよ?」
「うんん。私もまだ巽さんが足りないよ?」
「…………。
とにかく湯船に浸かるか」
スイッチが入るとこうだ。俺のほうが焦る……とは、絶対に言ってやらん。
奏多を前にして湯船へ。そこそこデカい湯船だ、二人で入っても余裕がある。奏多の腰に手を回し、唇は首筋や肩などに這わせて悪戯。
「ンッ、もぅ……」
「嫌じゃないだろ? ……ん……」
「嫌じゃ……ない……」
「俺も、こんな時間がいいな。いや、これからはずっとか」
「うん。私は巽さんを選んだんだよ?」
「ああ、離さんさ。……好きだ奏多、始めにこれを言ってから何ヵ月だ? 散々遠回りしたぜ」
「一番始めに言ってくれたのは……巽さん。それからずっと、巽さんは私の側に居てくれた」