この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第8章 営業マンは受付嬢が好み

「本気……なんだけどな」
「……え?」
「二人の仲に割って入りたい気持ち」
「三科さん、冗談は……」
「冗談じゃない、真面目に言っているんだ俺」

私と朝陽の仲にって、どういうこと? 意味がよく理解出来ない。
友達ということなのか、まったくの別なのか、三科さんの言葉があやふやに聴こえるの。
クッとビールを一気に飲み干してから、三科さんは続きを話す。

「ずっといいと思ってた。
飲み会の時も、敢えて夏目さん達の側を選んだんだ。
でも、二人は俺に塩対応だよね?」
「そんなことは……」

『無い』という続きの言葉が出てこない。朝陽は知らん顔だし、私も仕事対応で、なるべく三科さんと関わらないようにしていたんだもの。
それを指摘されて、私は返す言葉がない。……本当のことだから。

「金森さんは俺に振り向いてくれさえしない。夏目さんも受付の応対の延長。
……少しは自分に自信があったのに、流石に落ち込んだよ」
「…………」
「夏目さんは、どんな男がタイプなの? 俺みたいのは嫌? 俺は……夏目さんも、金森さんも、どちらとも好きなんだ」
「なっ。それは三科さんの都合じゃないですか?
私達の意思を無視した勝手な都合。少なくとも私はそう思います」
「選べないんだから仕方がないだろ?」

凄い自分勝手な理由!
私と朝陽が嫌だと思ったのは、三科さんの優柔不断さだったんだ。
今更ながら、はっきりと気がついたよ。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ