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喪服奴隷・七菜
第12章 剃毛の契り

「ところで、明日から出社してもらうわけだが、住む場所とかは決まったのかね?
もう成人なんだから、お姉さんと一緒じゃプライベートも守れないだろうし、
第一、夫婦じゃないんだから2LDKのマンションじゃ狭すぎるだろ」
せめて香織を自分の手で守りたいと思っていた七菜は
『そんなことありません。ちゃんと洋間は香織のために空けましたし
社長にご心配いただかなくてもけっこうです』と、きっぱり否定する。
「そうかぁ、香織さんも知っての通り、我が家はあのように広すぎるだろ。
空き部屋だって山のようにあるし、私は出張がちだし、
掃除も行き届かないんで、週1で掃除だけしてくれるなら
家賃はタダでいいから、我が家に住んでもらってもいいと思っているんだ」
その言葉に香織が喰いついた。
『ホントですかぁ?あんな広い家、憧れだったんですよねぇ~
3部屋ぐらい使わせてもらえたら、いろいろなものが置けるし、
庭も広いから、1日中かくれんぼできそうですよねぇ~
気兼ねなく大きな部屋が使えるって、理想的じゃないですか。
ウチの実家、猫の額だったもんなぁ~
それに私、お掃除、嫌いじゃないんですよね』
慌てたのは七菜だ。
『何を言っているの!仮にも嫁入り前の娘が、社長とはいえ
男の一人住まいの家に同居するなんて、世間からなんていわれるか』
『あーーオネェちゃんたら、すぐに世間体を気にするんだから。
いまどきそんな古臭い考えは捨てたほうがいいですよ。ねぇ社長』
もう成人なんだから、お姉さんと一緒じゃプライベートも守れないだろうし、
第一、夫婦じゃないんだから2LDKのマンションじゃ狭すぎるだろ」
せめて香織を自分の手で守りたいと思っていた七菜は
『そんなことありません。ちゃんと洋間は香織のために空けましたし
社長にご心配いただかなくてもけっこうです』と、きっぱり否定する。
「そうかぁ、香織さんも知っての通り、我が家はあのように広すぎるだろ。
空き部屋だって山のようにあるし、私は出張がちだし、
掃除も行き届かないんで、週1で掃除だけしてくれるなら
家賃はタダでいいから、我が家に住んでもらってもいいと思っているんだ」
その言葉に香織が喰いついた。
『ホントですかぁ?あんな広い家、憧れだったんですよねぇ~
3部屋ぐらい使わせてもらえたら、いろいろなものが置けるし、
庭も広いから、1日中かくれんぼできそうですよねぇ~
気兼ねなく大きな部屋が使えるって、理想的じゃないですか。
ウチの実家、猫の額だったもんなぁ~
それに私、お掃除、嫌いじゃないんですよね』
慌てたのは七菜だ。
『何を言っているの!仮にも嫁入り前の娘が、社長とはいえ
男の一人住まいの家に同居するなんて、世間からなんていわれるか』
『あーーオネェちゃんたら、すぐに世間体を気にするんだから。
いまどきそんな古臭い考えは捨てたほうがいいですよ。ねぇ社長』

